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日本プロフィバス協会よりのお知らせ(2020年5月18日)

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PROFINET累積設置ノード数3000万突破と産業オープンネット展2020名古屋、東京の中止

◆PROFINET累積設置ノード数3000万台突破

PI (PROFIBUS & PROFINET International)は2020年5月6日に、PIがサポートする産業用Ethernet：PROFINET,フィールドバス：PROFIBUS、及びIO-Link等の2019年末までの累積設置データを発表しました。

PROFINETの採用と設置は2019年も増加が続き累積設置ノードは2019年末で3.240万台となり3.000万台を突破しました。2018年末までの2.600万台から25%UPとなります。多くのユーザー様で採用され沢山の会員様製品が設置されたことをご報告させて頂くとともに会員様のPROFINET普及活動へのご尽力に厚く御礼申し上げます。なお、IHSマークイット社によるとPROFINETの世界シェアが29%で最も使用されているイーサーネットベースのシステムとなっています。

一方PROFIBUSは前年比20%DOWNですが累積設置ノードは6.270万台となっています。PROFINET設置ノードは増加を続けるもののその数はようやくPROFIBUSの半分となりました。PROFIBUSからの切り替えも進みますが、それ以上にPROFINETは仕様書ではV2.4となり今後イーサーネットで標準化が進むTSN(Time Sensitive Networking)対応も記載されています。 セキュリティでは現在のセキュリティモジュールによるセグメント全体の保護に加えPROFINET通信にもセキュリティ機能を統合し、より強固なものとします。OPC UA, MQTT, IO-Linkと接続仕様のリリースのように他仕様、規格との統合も進めます。

PIチェアマンのMr. Karsten Schneiderは本結果について以下のようにコメントします。

“PROFINETはIndustry4.0の要求に対応した信頼性があり、将来にわたって使用できる通信技術です。そして、PROFINETが産業のデジタル化に必要な技術であり続けるために、私たちの技術メンバーは(時には他の協会の技術メンバーと共に)、開発を続けているのです。マーケットで設置台数が順調に伸びているという事実は、世界中のメンバーにさらなる開発の継続とさまざまな市場への参入を促すことになるでしょう。”

“Go digital, Go PROFINET”, PROFINETはIndistry4.0のキーテクノロジとして貢献してゆきます。

◆産業オープンネット展2020の中止とCOVID19の影響

日本プロフィバス協会では2020年6月25日(木)の名古屋と同30日(火)の東京で開催を予定していました産業オープンネット展2020に例年通り共催団体として参加に向け準備をしてきました。しかし主催者より新型コロナウイルスの影響により中止との連絡があり、その旨をお知らせ致します。 毎年弊協会のセミナーには多くのお客様の申込を頂き、また展示品もご覧頂いております。今回も新たなテクノロジーを紹介する予定でした。主催者より別途紹介の機会を検討するとの連絡もございますので判明しだいご案内させて頂きます。

新型コロナウイルスの影響はドイツでも甚大なものとなっており、PIは毎年4月の開催され本年は7月に延期(その後中止)となったハノーバーメッセへの出展を見送った他、各国のPI協会が集うグローバル会議等も中止としました。スタッフも在宅等の対策をしつつ対応しています。しかし、技術サポート、認証受付等、メール対応は通常通り運営しています。PROFINET　V2.4 TSN等の新技術については11月のドイツの展示会・SPSドライブで発表すべく更新してまいります。 日本プロフィバス協会でも緊急事態宣言を受け原則、在宅勤務としていますが、メール対応は通常通り運営しています。またWEB会議システムでの打合せも実施しています。認証試験も実施致します。会員の皆様とともにこの困難を乗り越えます。